Medical
医療

Sustainability
サステナビリティ
マラリアとは、マラリア原虫をもつ蚊を媒介として感染する寄生虫感染症です。発熱や悪寒などの症状を引き起こし、重症化すると命に関わることがあります。また、感染していても症状が現れない無症状感染や、体内の原虫量が少ない低密度感染が存在し、これらは見逃されやすく、感染の広がりに影響することがあります。原虫の種類により治療法が異なり、判別が治療上重要です。
・重症化しやすく、迅速な治療が必要
・命に関わるリスクが高い
・アフリカ地域に多い
・症状は比較的軽い
・再発するリスクがある
・特に東南アジアや南アジア地域に多い
マラリアLAMPは原虫の種類の判定(Pf/Pv)と低密度感染の検出が可能であり、マラリア対策の強化に貢献する検査法です。
マラリア原虫のDNAの違いを利用して、マラリア感染の有無と種類(Pf/Pv)を識別できるため、迅速に適切な治療へつなげます。
高感度であるため、従来法では検出が難しい無症状・低密度感染の検出が可能です。感染の見逃しを防ぎ、感染源の把握や感染拡大防止に寄与します。
マラリアLAMPは、国内外の研究機関や公的支援と連携しながら開発を進めてきました。
※1 Foundation for Innovative New Diagnostics
※2ラオスSATREPS共同研究:ラオス国のマラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究
タイにおけるマラリアLAMP評価研究: Loop-Mediated Isothermal Amplification Assay for Rapid Diagnosis of Malaria Infections in an Area of Endemicity in Thailand
NCGM(国立国際医療研究センター)およびフィリピン大学マニラ校との国際共同研究:The validity and applicability of Loop‑mediated Isothermal Amplification (LAMP) in the diagnosis of malaria in the Philippines、等
マラリアLAMPの取り組みは、 研究から現地での実装、さらには制度化や国際展開に至るまで、多くのアカデミアの研究者、医療従事者、関係機関の皆様との長年の共同の取り組みによって形づくられてきたものです。
これからもゼロマラリアに貢献する高感度診断ツールとして広く活用されるよう取り組みを進めて参ります。
当社が進めているマラリア診断法の開発と社会実装が、日本発の革新的技術を研究から、制度・臨床・国際展開へと結実させた成功モデルとして評価され、第13回ゼロ・マラリア賞(主催:マラリア・ノーモア・ジャパン)を受賞ました。ゼロマラリアの実現に資する卓越した取り組みのひとつであり、科学的妥当性に基づくさらなる国際展開、技術の発展性と社会的インパクトは極めて大きいと評価されています。