社長メッセージ

株主の皆様には、日頃より格別なご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 
臨床検査薬業界は、医療費抑制策により厳しい経営環境が続き、各企業はより一層のコスト競争力と積極的な海外展開が求められる状況となっております。医療現場におきましては、高齢化社会における医療・介護ニーズの多様化などを背景に、地域包括ケアシステムが推進されていくことが予想されます。海外においては、先進国における医療費抑制のための効率化のニーズや予防医学の拡大、新興国における人口の増加と経済発展に伴う医療インフラの整備など、今後も成長が期待されております。 
国内外の経済については、新型コロナウイルス感染症の影響から景気が下押しされ、持ち直しの動きがみられるものの依然として厳しい状況にあります。

このような経営環境の下、当社グループは経営構想“EIKEN ROAD MAP2019”の基本戦略に基づき中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)を策定し、経営効率を高めるための基盤整備、グローバル展開の推進、国内販売の維持とシェアアップ、研究開発力の強化の4つを重点施策として、グループ全体で持続的な成長と収益性の向上に努めております。また、新型コロナウイルス検出試薬の供給を通じ、同感染症対策への貢献を目指しております。

今期業績見通しについては、新型コロナウイルス感染の再拡大等、経済への影響は不透明なままであることから業績の変動リスクを考慮して、売上高341億円(前期比6.8%減)、利益面では、研究開発投資や経営基盤整備のための投資による費用増により、営業利益41億円(同11.3%減)、経常利益42億円(同11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益33億円(同6.8%減)を予想しております。 

株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表執行役社長
和田 守史