便潜血検査FAQ

(監修)東邦大学医療センター大森病院 消化器センター内科 教授/センター長 松田 尚久 先生

Q.どのくらい便をとればいいですか?

A.

採便棒の先端の溝が全部埋まるくらいの量が適切です。

便の量が多すぎると、正しく検査できない場合があります。

Q.便が水に落ちてしまいました。検査に使ってもいいですか?

A.

できれば水に触れない便が望ましいですが、やむを得ず水に落ちた場合は、なるべくすぐに、きれいな部分を採取することが勧められます。

Q.便がとても硬くてこすれません。どのように採便したら良いでしょうか?

A.

硬い便の場合には、霧吹きなどで少量の水で湿らせてから採取してください。 硬い便は血がついている部分が限られるため、採取範囲を広くすることが大事です。

Q.便秘気味なのですが…

A.

まずは水分・食物繊維を十分にとる、適度な運動などを心がけてください。 便秘気味の人は、検査の前日に整腸剤や軽い便秘薬を使うのも有効です。

Q.下痢気味なのですが…

A.

できるだけ固形部分(便のかけら)をこすって採取してください。 どうしてもとれない場合は翌日以降に再度採便してください。

Q.痔の治療中なのですが…

A.

排便時に明らかな出血があるときは、採便をしないでください。

Q.2日間連続で便がとれないのですが…

A.

必ずしも2日間連続した便を提出しなくても構いません。

Q.採便容器を2つ渡されましたが、1日分しか便がとれませんでした。
提出していいのでしょうか?

A.

提出いただいて構いません。2日分の検査より精度は劣りますが、1日分の便でも検査は可能です。

Q.検査前日に持病の薬を飲んでもいいですか?

A.

お飲みいただいて問題ありません。

Q.この検査に食事制限はありますか?

A.

食事制限はありません。

Q.どうして便のいろんな所をこすりとるのでしょうか?

A.

便に潜む血液は均一に混じっていないことがあるためです。このため、便の1ヵ所しかとらなかった場合、正しく調べることが出来ません。正しい便潜血検査をするためには便の表面のいろんな所をまんべんなくこすりとることが大切です。

Q.便のとり方の説明書に「採便後は冷暗所で保存」と書かれていますが、
なぜですか?

A.

便に潜む血液の成分は、高い温度での長時間の放置に弱い性質があるためです。 なるべく冷たくひんやりとした、直射日光が当たらない場所で保存し、早めに提出することで、血液の成分を正しく検査できます。