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皆さんは年に1度、定期的に職場や学校などで「健康診断」を受診していると思います。一般的な健康診断は、対象の病気を定めず、身体に異常がないかどうかを調べます。
これに対し、「がん検診」は、特定の病気に絞って調べます。
ここでは、「大腸がん」について調べる「大腸がん検診」について紹介します。
(監修)東邦大学医療センター大森病院 消化器センター内科 教授/センター長 松田 尚久 先生
出展:日本医師会
※良性の腫瘍といわれた場合は、医師の指示に従ってください。
大腸にがんやポリープがあると、便が通過するときに粘膜がこすられ、便の表面に目に見えないわずかな血液が付着することがあります。
この、便に付着した目には見えないわずかな血液を調べるのが、便潜血検査です。
採便棒で、便の表面をまんべんなく擦りとってください。
血液は便の表面に不均一に付着するため、検体採取時は便の表面をまんべんなくこすり取ることが重要です。
便に採便棒を突き刺すことはおやめください。
便潜血検査で陽性になったということは、便に血液が混じっていたということです。しかし、どこから出血しているのか、何が原因なのかまでは便潜血検査ではわかりません。陽性の人から見つかる病気は大腸がんのほかに大腸ポリープや潰瘍性大腸炎等がありますが、それぞれ治療方法は違います。そこで、出血の原因を明らかにして、治療方法を決めるために精密検査が必要なのです。
精密検査を受けなかった場合は生存率が47.5%まで低下する、精密検査を受けなかった場合は受けた人と比べて死亡危険度が4倍になる、などの報告もあり、とても大切な検査です。
大腸の精密検査には、胃の検査と同じように「カメラを使った内視鏡検査」と 「バリウムを使うX線検査」がありますが、現在最も精度が高く一番行われているのは内視鏡検査です。
内視鏡は、先端にライトとカメラがついた細い管で、大腸の中を直接観察する検査です。この内視鏡はよく曲がる柔らかな素材でできているので、曲がりくねった大腸内の観察に適しています。また、先端のライトと小型カメラで腸の中を鮮明に見ることができるので、直接観察して病変を見つけて切除することができます。