病は、誰のもとにも不意に訪れる。

「健康」という見えない幸せは、
失われて初めてその大切さを知る。

検査は、その病を治すことはできない。
しかし、早く、正確に、病の影を見つけ出すことで、
その闘いを支えることはできる。

だからこそ、私たちは検査の進化に挑み続ける。
今まさに、病と闘う人々の不安を
少しでも取り除けると信じて。
大きな責任を持って闘う、
医療現場の方々を支えるために。

人類と病との戦いに終わりはない。
しかし、諦めない人がいるから、医療は進化する。
検査の進化が、医療の根幹を変えていく。

当たり前の日々にこそ、幸せはある。
その当たり前を支える健康な日々を、
永く、いつまでも。

Saving Your Health
人々の笑顔のために、
幸せな日々のために、
私たちは挑み続ける。

自分でさえも気づかない病に、いち早く気づかせる臨床検査薬。生まれる前に行う婦人科検査や新生児に対する代謝異常検査、学童健診。そして、がん検診や生活習慣病検査など、私たち栄研化学の提供する検査薬は、人生において身近な場所に存在しています。
そんな多くの人生を支えていくため、便潜血検査による大腸がん検診、尿検査による腎疾患検査や胃がんの早期発見を実現する胃がんリスク層別化検査の国内外の浸透など、さらなる検査薬の開発と浸透・啓発を進めていきます。

戦後、10万人以上の感染、2万人以上の死者を出した赤痢の大流行。2003年、SARSの世界的大流行。
栄研化学は1939年の創業以来、臨床検査薬の開発・発展に精力を注ぎ、日本の保健衛生の向上に努めてきました。
そして、その使命は、世界の領域へ。大腸がん検診の全世界における国家スクリーニング普及、尿試験紙による健康診断の定着、今なお世界で猛威を振るう結核・マラリアなどの撲滅に向けたキット開発や各発展途上国との連携など、これまで培った技術と誇りを胸に、世界の健康寿命を支える取り組みを推進しています。

検査の力で、世界の健康に貢献すること。そのためには私達自身がこれまでの「臨床検査」の領域に固執せず、常に変化と進化を重ねていく必要があります。
たとえば、医療の個別化に対応するコンパニオン診断薬の開発、プライマリケア領域に適したPOCTプラットフォームの開発、リスク診断薬やウェアラブル健康機器などの新たな領域への進出など、産官学連携によるオープンイノベーションで、世界の健康を支える新たな「検査」の在り方を追求していきます。

地球環境と共生する企業活動ができなければ、企業は存在し続けることはできない。栄研化学は、環境マネジメントシステムの運用をはじめ、環境保全を実現する製造プロセスを作っていきます。また、製造プロセスだけでなく、先進国ほど検査設備が整っていない発展途上国への検査薬・システム普及のため、冷蔵保存が不要な検査薬の開発や特別な機器なしに遺伝子検査のできる試薬の開発など、世界に検査を普及させるため、地球環境に適した製品の開発・提供をこれからも進めていきます。