経営計画

当社グループは、事業を取り巻く環境変化に対応するとともに、サステナビリティ経営の視点を取り込むため、経営構想「EIKEN ROAD MAP 2019」を見直し、2030 年をゴー ルとして、新たに「EIKEN ROAD MAP 2030」として再定義するとともに、2030年の目指す姿を「EIKEN Vision 2030」として明確化しました。
そして、当社グループが2030年の目指す姿に向かっていくためのスローガンとして、「Beyond the Field ~ Team × Challenge ~」を掲げ、従業員一人ひとりがそれぞれの能力を高め自らが活躍できる領域を広げていくこと、その高めた個の力を領域を超えて結集しチームでチャレンジすることで新しい可能性を生み出すこと、そして、現在の事業領域から一歩踏み出し、医療のプロセスにイノベーションを起こし、検査の未来を創っていくことを目指します。

EIKEN Vision 2030 - 2030年の栄研グループの目指す姿 -

当社グループは、2030年度に向けた「EIKEN ROAD MAP 2030」及び2022年4月開始の3か年計画である中期経営計画(2023年3月期ー2025年3月期)を設定しています。

説明資料

EIKEN ROAD MAP 2030

「EIKEN ROAD MAP 2030」では、現在の事業領域を中核事業としつつ、注力事業分野として「がんの予防・治療への貢献」、「感染症撲滅・感染制御への貢献」、「ヘルスケアに役立つ製品・サービスの提供」の 3つを設定しています。

財務目標(2031年3月期)

  指標 目標
成長性 売上高 750億円
海外売上高比率 40%以上
収益性 営業利益率 20%以上
資本効率性 自己資本利益率 (ROE) 15%以上

非財務目標

当社グループは、世界の人々の健康を守る企業として「医療」の課題、そして「環境」・「社会」・「ガバナ ンス」の課題に取り組んでまいります。特定したマテリアリティについては、達成度を評価する指標(KPI)※を設け、進捗状況をモニタリングしてまいります。また、KPI の達成度を評価し、執行役の業績評価と報酬に反映してまいります。

※マテリアリティと KPI一覧表

中期経営計画(2023 年 3 月期ー2025 年 3 月期)

当社グループは、「EIKEN ROAD MAP 2030」の実現に向けて、最初の中期経営計画を策定しています。本計画では、「EIKEN ROAD MAP 2030」のビジョンに従って重点施策を設定し、加速する医療のパラダイムシフトに応えてまいります。そして、経営基盤の強化を進めるとともに、人財にフォーカスした経営を推進し、社員のやりがい・働きがいを高め、イノベーションを創出できる環境を整備し、持続的な成長と着実な収益性の向上を目指します。

注力分野と重点施策

持続的成長に向けた経営基盤の確立

1人財戦略

役割・専門性をより重視した賃金制度、従業員のチャレンジ志向を高める評価制度へ 移行し、従業員のやり甲斐・働き甲斐を追求します。

2機構改革

顧客は「グローバル」の共通認識のもと、業務プロセスの最適化と意思決定スピードを意識した体制を整備します。

3IT 戦略

AI・RPAを積極的に導入・活用し、製品・サービスをはじめ、あらゆる業務プロセスで DXを推進します。

4財務戦略

目標キャッシュ・コンバージョン・サイクルを設定し、事業投資のための資金効率の改 善と資金調達の多様化を進めます。

5ガバナンス

長期的な企業価値向上に資する健全な経営を目指し、ESG 施策を強化します。また、 統合報告書の発行をはじめ、透明性の高い積極的な IR・PR を進めます。

財務目標(2025 年 3 月期)

  指標 目標
成長性 売上高 435 億円
海外売上高比率 25.8%
収益性 営業利益率 14.4%
資本効率性 自己資本利益率 (ROE) 9.2%