社長メッセージ

栄研化学は1939年に創立し、感染症に対する細菌検査用試薬(培地)の開発を通じて、わが国の防疫と公衆衛生に貢献してまいりました。さらに、一般検査、生化学検査、免疫血清検査、遺伝子検査の各分野においても、それぞれ時代の医療が必要とする臨床検査薬および医療機器・システムを開発し、医療の発展と人々の健康に寄与してまいりました。
特に大腸がんのスクリーニング検査としての便潜血検査用試薬及び機器は、国内はもとより世界的に広く採用され早期発見、死亡率減少に貢献しております。

当社を取り巻く環境として、国内の医療現場におきましては、高齢化社会における医療・介護ニーズの多様化などを背景に、地域包括ケアシステムが推進されていくことが予想されます。また、海外においては、先進国における医療費抑制のための効率化のニーズや予防医学の拡大、新興国における人口の増加と経済発展に伴う医療インフラの整備等が求められており、その中で、臨床検査の果たすべき役割は重要度を増しております。

当社は、「EIKEN WAY」の下、2030 年度をゴールとした「EIKEN ROAD MAP 2030」を策定しております。2030年にあるべき姿を実現することにより、世界的な臨床検査薬企業として人々の健康を守り続けることを目指してまいります。

 

代表執行役社長
納富 継宣