2016年8月号(第62巻8号)

〇本号には、昨年12月に亡くなられた砂川慶介先生の追悼文を岩田?先生にお書きいただきました。編集部にとっては、岩田先生が書いてくださったように、お願い申し上げていた“Master’s Lectures”欄へのご執筆の件でお電話をいただいたのが最後となりました。本誌への記事のご執筆をはじめ、長きに亘り本誌へのご支援をたまわりました砂川先生のあたたかいお心に感謝いたしまして、心からご冥福をお祈り申し上げます。
〇早いもので今年の夏も終わろうとしている。夏らしい天候が幾日あったのか、脳裏には異常ともいえる大雨や冴えない曇り空ばかりが浮かんでくる。夏台風は秋の台風に比べて動きが遅く、複雑な動きをする傾向がある。秋台風は日本付近に近づくことが多く、秋雨前線の活動を活発にさせて大雨を降らせる傾向がある。夏から秋に季節が変わっても、新たな台風の動きに引き続き注意が必要である。
大雨による川の氾濫や土砂災害、暴風などで大きな被害を受けられた方々に謹んでお見舞い申し上げます。
〇8月はリオ五輪に湧いた月であった。金メダル12、銀8、銅21とメダルラッシュ、米国、英国、中国、ロシア、ドイツに次いでメダルランキング(金メダルの多い順、金が同数なら銀メダルの数、銀も同じなら銅メダルの数でランク付け)では6位であった。陸上、バドミントン、レスリング、卓球、テニス、柔道、体操、競泳、カヌー、卓球、シンクロナイズドスイミング等々、感激の涙あり、悔し涙あり、テレビの前でこちらも大いに感激して、涙ぐんだり、拍手を送ったり。眠い目をこすりこすり夜中までLIVE配信で観戦した。オリンピックでは、普段はじっくりとテレビで見ることが出来ないスポーツを観戦できることも魅力で、ルールをよく知らないスポーツも親切な解説で楽しめた。
日ごろこちらが楽しい時間を過ごしている間にも、血のにじむようなトレーニングを積んでいるアスリート達と気持ちをともにでき、大きな感動をもらえることに感謝でいっぱいになる。9月7日からはパラリンピックが開催される。引き続き強靭な精神力を具えるパラアスリート達に熱いエールを送りたいと思っている。

(大森圭子)