旅先、街角のスナップ（6）

今月の一枚はイタリアに旅した時の…ではなく、長野県伊那市で撮影したもの。何年か前に「FIATFESTA」というFIAT車愛好家達のお祭りに参加したときの写真です。
ここに写っているクルマは、「FIAT PANDA（初代）」という名前の大衆車で、1980年に産声をあげました。デザインを手がけたのは、かのジョルジェット・ジウジアーロ。製造コスト削減のためボディは直線と平面で構成され、今では珍しい四角いクルマです。初代の生産は1999年に終了しましたが、その特徴的なスタイル、シンプルな内外デザインに魅了され続けるファンが多く、根強い人気を保っています。かくいう私もそのひとり。小さくて軽いクルマなので燃費がよく、街中をきびきび走るにはお勧めです。そんなに壊れませんし。
昨年、初年度登録から13年経過した車の自動車重量税が引き上げられるなど、逆風が吹いているちょっと古いクルマですが、クルマを趣味にしなく（できなく）なった若い世代にこそ、現代の新車では味わえないクルマとの生活を楽しんでみて欲しいですね。