2026年10月号(第72巻10号)

 皆さん、こんにちは。
 10月に入り、今年も残すところ3 か月となりました。皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。先月は関東の東京都心で、1日から30日までの全日で降水が観測されたそうです。9 月の全日で降水が観測されたのは史上初とのことで、せっかくの連休も、雨を気にして外出を控えた方が多かったのではないでしょうか。
 さて、本誌は先月、無事に通巻850 号という節目を迎え、今月は851号を発刊いたします。数年後に900 号を迎える頃、世の中はどのように変わり、感染症をはじめとするさまざまな疾病を取り巻く状況は、どのような局面を迎えているのでしょうか。
 話は変わりますが、本誌が長い歴史を重ねてきたように、大相撲にも日本の国技として長い歴史があります。以前に両国国技館で秋場所を観戦した際の話を書きましたが、今年の秋場所では、横綱・大の里が6 場所ぶり6 度目の優勝を見事に果たしました。大の里は昨年から左肩を痛め、今年の春場所と夏場所を休場。復帰した名古屋場所も9 勝6 敗と、横綱として満足のいく成績を残せずにいました。千秋楽では大関・安青錦と直接対決し、勢いのある立ち合いから一気に前へ出て、突き出しで勝利しました。迷いのない相撲に、解説者の舞の海秀平さんも「今場所で一番良い相撲だった」と評していました。けがと不振に苦しんだ末の優勝だけに、表彰式で涙を見せ、「本当にこの景色だけを見たくて頑張って、優勝できてうれしい」と語る姿を見て、横綱の重圧を知る由もない私も、思わず涙ぐんでしまいました。
 まだ26 歳という若さで驚異的なスピードで横綱に上り詰めた大の里ですが、横綱という重圧の中で、再び優勝できるのかという不安を抱えていたようです。まずは心からおめでとう!と伝えたいです。しばらく体を休めたら、次の九州場所でもけがなく力を発揮してほしいと思います。そして今場所では、新関脇の藤ノ川も11 勝4 敗で敢闘賞を受賞し、21 歳の若手力士の躍進が光る場所となりました。小柄ながら、鋭い立ち合いと押しに加え、多彩な技を繰り出し、大関陣を相手に力強い相撲を見せてくれました。その姿には、現役時代の舞の海関を思わせるものがあります。次回の九州場所でも横綱をはじめ、全力士の奮闘を応援したいと思います。

(美濃部 さやか)