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2026年7月号(第72巻7号)
皆さん、こんにちは。
7月に入り、今年も折り返しを迎えました。今年は梅雨らしい日が続いていますが、湿気と暑さに負けず、体調を崩さないよう元気に過ごしていきたいと思います。
さて、先月はサッカーのワールドカップ北米大会で、寝不足になった方も多かったのではないでしょうか。私もワールドカップ前の強化試合・アイスランド戦を含め、全5 試合を観戦しました。今大会は、出場国がこれまでの32 か国から48 か国へと拡大され、アフリカのカボベルデをはじめ、初出場国にも注目が集まりました。また、決勝トーナメントが「32 強」から始まるなど、新たな試みも見られました。森保監督率いる日本代表は、「最高の景色を2026 FOR OUR GREATEST STAGE」を掲げ、悲願の優勝を目指して大会に臨みました。
以前、「幸運をつかむには」という森保監督の記事を読んだことがあります。そこには、チームの調子の波、対戦相手との組み合わせ、選手のけが、天候、そして審判のジャッジなど、勝敗にはさまざまな要素が関わるため、勝つためには運も必要と書かれていました。一方で、日本代表が勝利をつかむために、できる限りの準備を重ねていることも紹介されていました。たとえば、試合に勝ったときに着ていたスーツやパンツを験担ぎとして再び身に着けたり、試合前に出されるウナギを「勝ち点3」にかけて3 切れ食べたりすることもあるそうです。幸運を願うこうした行動が、気持ちを落ち着かせる材料の一つとなり、勝つ確率を1%でも上げるために、できることは何でもやる。そのプロセスを突き詰めた先に、幸運が転がり込んでくるのだという思いが伝わります。森保監督の温かな人柄が感じられ、今年の「理想の上司」にも選ばれるのではないかと思いました。
監督をはじめ代表の選手たちは、前回大会後から本気で優勝を目指し、本大会に臨みました。しかし、残念ながら決勝トーナメント初戦でブラジルに敗れ、夢は次回へと持ち越されました。それでも試合後に語られた「世界と戦うにはまだ力が足りない。もっと個の力を高めなければならない」といった言葉の一方で、日本代表がこれまでになく力をつけていることは明らかだったように思います。
以前の大会では、ボールを奪われたり、シュートまで持ち込めなかったりする場面も目立ちましたが、今大会ではシュートチャンスも増え、選手一人ひとりの判断やプレーの力強さが際立っていました。多くの選手が海外の強豪クラブに所属し、世界と渡り合うことが当たり前になってきたことの表れなのだと思います。
試合の解説を担当された元日本代表の本田圭佑さんの、率直で自由なコメントも話題になりました。アナウンサーに質問を投げかけたり、判定に対しては感情をにじませながらも、常に選手の側に立った言葉が印象的でした。日本代表の試合を、もう少し本田さんの解説で聞いてみたかったという思いも残ります。森保監督の記事にも通じますが、今大会は三笘選手の不在、遠藤選手の離脱、久保選手のけがに加え、決勝トーナメント初戦の相手がブラジルだったことなど、運に恵まれなかった面もあったのかもしれません。すべてが万全な状態で大会に臨むことは難しいものですが、だからこそ4 年後、さらに成長した日本代表が新たな「最高の景色」を見せてくれることを楽しみにしたいと思います。