2026年5月号(第72巻5号)

 皆さん、こんにちは。
 5月の大型連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。今年は例年に比べ、全国的に天気が安定していませんでしたが、4月から新生活を迎えていた方も、そうでない方もゆっくり休まれたことを願います。
 私は連休を利用して、かねてから行きたかった国宝で世界文化遺産でもある姫路城に行ってきました。また、同じ兵庫の朝来市にある天空の城と呼ばれる竹田城跡にも足を伸ばしました。先日、NHKのブラタモリで、タモリさんが国宝5 城郭を制覇した、と放送されましたが、私もこの姫路城をもって数年前からの国宝5城郭巡りを達成しました!姫路城は別名白鷺城とも呼ばれており、「平成の修理」と呼ばれた大天守保存修理工事により白亜の大天守がよみがえりました。ただ、大修理から11年も経過しているため、雨がかかるところは漆喰が随分黒ずんできており、漆喰に限らず常に改修されているそうです。専門のガイドさんに案内いただいたおかげで、城の構造から歴史まで詳細に知ることができました。最初は砦だったものに天守を築いたのは、現在大河ドラマで取り上げられている豊臣秀吉で、関ヶ原の戦後は徳川の重臣である池田氏が城主となりました。敵に攻め込まれないよう、防御を徹底した造りの城ですが、一度も攻め込まれることはなかったそうです。これまで様々な城を訪れていますが、世界遺産と呼ばれることもあり、天守までたどり着くのに時間がかかる壮大な城でした。
 竹田城跡は、以前の表紙シリーズ「日本の四季彩巡り」をご担当いただいた北川泰久先生も撮影されていましたが、山城として人気の高い城です。多くは立雲峡から見た雲海に包まれた竹田城跡を撮影されたものになりますが、城跡から周りを見ても雲海に包まれた様子は“日本のマチュピチュ”と呼ばれるよう、現地を訪れなければ見ることのできない神秘的な光景でした。天守は消失していますが、自然石を加工せず野面(のづら)積みで築かれた石垣が立派で、山頂に石垣を築くことがどのくらい大変であったかを想像しました。
 姫路城はインバウンドで溢れかえっていましたが、竹田城跡は日本人観光客が数名程度で途中の山道をクマに気をつけながらも、思う存分楽しむことができました。
 友人から姫路のおすすめの食べ物として、穴子丼、姫路おでん、御座候のジャンボ餃子(御座候は通常では大判焼きを販売)を教えてもらいました。ジャンボ餃子は残念ながら時間の都合で食べることができませんでしたが、それ以外は味わうことができました。それにしても、姫路の駅構内には御座候の店舗があり、いつでも大判焼きを食べられる姫路市民を羨ましく思いました。姫路の魅力は、城だけではなく、次に姫路を訪れる理由がまた一つ増えた気がしました。

(美濃部 さやか)