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2024年8月号(第70巻8号)
みなさん、こんにちは。
毎日暑いですね。関東では梅雨が明け、朝から30 度近くの気温があり、日に日に過ごしにくくなっています。熱中症の危険もさることながら、命の危険もありますので十分お気を付けてお過ごしください。 さて、先月7 月6日から8日まで開催された、日本最大の朝顔市である「入谷朝顔まつり」に行ってきました。去年は新型コロナウイルス明けてからのまつりであったため、朝顔が飛ぶように売れ、残念ながら入手はかないませんでしたので、今年は何とか手に入れたいと思っておりました。当日は、鶯谷から入谷に向かいましたが、あいにくの雷と豪雨のため、1 時間ほど雨宿りを余技なくされました。小降りになり、歩き出すと快晴になったので、入谷鬼子母神にお参りをし、朝顔を入手しました。朝顔は夏の風物詩としてあまりに身近なものですが、日本に伝わったのは奈良時代で元々は薬草として使われており、長らくは薬草として栽培されていました。その時代から100 年ほどたち、江戸時代中期以降は観賞用として朝顔がブームになり、各地で品評会が開かれるほど人気になりました。中でも入谷に住んでいた植木師「成田屋留次郎(なりたやとめじろう)」の朝顔の出来栄えが大変すばらしいと有名になり、葛飾北斎、歌川広重など数多くの浮世絵にも入谷の朝顔が登場しているようです。
朝顔の花言葉は「愛情」、「結束」、「明日もさわやかに」、また、ツルが固く巻き付き、絡みつくことから「あなたに絡みつく」と恋愛運アップに求める人も多いとか。色ごとにもそれぞれの花言葉があるようです。
毎朝暑い中、鮮やかな色で花をつけてくれる朝顔に元気をもらいます。夜には暑さでぐったりしている朝顔ですが、水やりをするとまたシャンとする姿にも力強さを感じます。今年の夏は、毎朝朝顔を愛で、毎日を乗り切りたいと思います。