2024年3月号(第70巻3号)

 みなさん、こんにちは。3 月に入り、東日本大震災発生から13 年が経ちました。復興にはまだまだ時間がかかると思いますが、今後も震災が風化しないよう、そして能登半島地震で被災された方には引き続き1日でも早い復興をお祈り申し上げます。
 さて、3月は卒業のシーズンで別れの季節となります。モダンメディアでも第6代編集委員の5名の先生と表紙シリーズをご担当いただいた先生が3 月をもちまして卒業されます。本誌にも「 モダンメディア第6代編集委員・表紙シリーズ担当エッセイ」として特集を組みましたので、ぜひご一読いただければと思います。先生方には大変お世話になりました。数年間ご一緒させていただいた際のエピソードの一部をご紹介できればと思います。
 まずは表紙シリーズをご担当いただいた北川先生は、診療開始前の短い時間ではありますが、撮影にまつわるお話や、これまで撮影された写真を見せてくださいました。まだまだ掲載したことがない写真が多くあるとのことで、今後は先生が作製されているカレンダーで写真を楽しみたいです。岩田先生は、座談会でやり取りをさせていただき、衛生研究所見聞記の岡山県環境保健センターを訪問した際は、番外編で先生の美声を聞くことができました。編集会議では、テーマの検討で行き詰まる時は快く引き受けてくださる頼もしい先生でした。東條先生には10 年の任期を延長してご担当いただきました。編集会議の日はいつも早くおみえになり、他愛のない話をして楽しい時間を過ごすことができました。先日訪問した衛生研究所では思いがけないエピソードもお話いただき、先生をより身近に感じました。松本先生は本誌のコンテンツの多くをご担当いただきました。先生がご提案されたシリーズが多くあり、その中でも「 新型コロナウイルス感染症Up-to-date」のご提案は、本誌が読者の方に貢献できたことのひとつだと思います。新型コロナウイルスのパンデミックの間、ニュース番組等の撮影でご多忙の中でも、必ずオンラインで編集会議にご出席いただき有難たかったです。丸山先生は動物関係のテーマ以外に、食品関係、「身近で活躍する有用微生物」 などをご提案いただき、幅広い分野でシリーズをご担当いただきました。編集会議では、他の先生方に積極的にお話をされ、色々なお話をご提供いただいていた姿が印象的です。編集後記についても触れていただき、お話ししやすい先生でした。矢冨先生は、編集会議では多くの執筆者候補をご推薦いただき、ご担当の「 臨床検査アップデート」 では、査読を快く引き受けてくださいました。実施中のアンケートについては編集室サイドに立って十分ご検討いただき、感謝しています。最後に衛生研究所見聞記をご一緒することができ良い思い出となりました。そして、先生方全員が、読者が読みたいものを提供できるよう取り組んでいらっしゃいました。今後も固すぎず、柔らかすぎないよう本誌を提供していきたいと思います。モダンメディアアンケートも引き続き実施中ですので、いただいたご意見を参考にモダンメディア作りに励んでまいります。
 4 月からは新しい表紙シリーズと新しく就任される編集委員の先生をお迎えして発行いたします。お楽しみにしてください。

(美濃部 さやか)