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2024年3月号(第70巻3号)
3 月下旬、高知県の仁淀川町では鮮やかな花桃と桜が咲き誇り、周辺ののどかな背景と相まって、春を感じるすばらしい桃源郷の世界となる。高知空港から北西に向かって車で一時間半、仁淀ブルーといわれる仁淀川に沿った山合に引地橋がある。そこから見える柔らかい緑の芝生の斜面には谷底に向かって、鮮やかな濃いピンクと淡い桃色、そして白色の100 本弱の花桃が咲き誇る。手前の川沿いの平地には満開のソメイヨシノが咲き、二重の春の喜びを感じることができた。
今回で私が担当する日本の四季彩巡りは終了となります。長い間有難うございました。
<所属>
東海大学名誉教授・東海大学付属八王子病院顧問
医療法人 泰仁会 理事長
<プロフィル>
昭和49年慶應義塾大学医学部を卒業し、後藤文男教授の神経内科教室に入局、米国べーラー大学留学後、川崎市立川崎病院に勤務、膠原病と脳卒中の研究を行い、平成4年より東海大学に赴任、東海大学大磯病院副院長を歴任し、平成15年より東海大学神経内科教授、平成17年より付属八王子病院病院長を9年間つとめ平成29年より東海大学名誉教授、付属八王子病院顧問、医療法人泰仁会理事長、現在に至る。
専門は脳卒中、頭痛、生活習慣病、認知症。日本医師会学術企画委員会副委員長をつとめ、日本医師会雑誌の編集に長年携わっている。写真歴は約15年、各季節の旬を盛り込んだ風景写真のカレンダーを11年間作成し続け、平成26年には春夏秋冬の風景写真130余りを盛り込んだ写真集、憧憬を発表。
今まで使用してきたカメラはペンタックスとニコン、現在はニコン850Dを主に使用している。