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2022年12月号(第68巻12号)
12 月も残すところ数日になりました。今年は節目となる通巻800 号記念特集号発行もありましたが、1 年間を通して、編集委員をはじめ、ご執筆いただいた先生方、編集に携わってくださった制作や発送関係者の方、読者の皆様、どうもありがとうございました。何かひとつ欠けても発行が成り立たない中、今年も無事に発行を続けられたことにこの場を借りて御礼申し上げます。
さて、例年発表される今年の漢字は「 戦」 でした。多くの方が予想されていたかもしれませんが、私もウクライナ侵攻、北朝鮮の度重なるミサイル発射を思い、このような漢字になるのではないかと想像していました。ウクライナ侵攻も当初は数か月経てば終結するだろうと思っていましたが、いまだに終結しておりません。ウクライナへ寄付をすることぐらいしかできませんが、1 日でも早く戦争が終わり、ウクライナの方々に平穏な日々が戻ることを切に願います。
一方、「戦」 はサッカーWorld Cup の日本代表の奮闘を称えたものでもあるということでした。ちょうどこの記事を書いているときにアルゼンチンが優勝し、日本代表がFIFA により 「傑出した4 チーム」に選ばれました (みなさんのお手元に届く頃は少し先になります、すみません)。にわかサッカーファンではありますが、今大会は寝不足になりながら、日本代表以外の試合もここまで見たのは初めてというくらい面白かったです。決勝トーナメントも延長30 分でも決着がつかず、PK で勝ち負けを決めた試合も多かった印象です。何かの記事に書いてありましたが、日本代表はこれまでの 「自分たちのサッカー」 と言わなくなった、とありました。海外で活躍する選手も多くいることから、自分たちのサッカーにこだわる必要がなく、世界レベルになってきたのではないかと感じました。森保監督の采配により前半・後半のシステム変更と選手交代によって得点が入るのには驚きました、そしてドイツ戦の勝利は日本代表の実力も半信半疑でしたが、スペイン戦の勝利では確信に変わったのではないでしょうか。「ドーハの悲劇」 から 「ドーハの歓喜」 に至った瞬間だと思います。次回のWorld Cup も今大会で活躍された選手も多いと思いますので、4 年後の活躍も楽しみにしたいと思います。しかしながら、世界で活躍する代表選手ではなくても、今年1 年を通してみなさんも多かれ少なかれ色々なことに向き合い、戦ってきたことでしょう。ご自身に対し、ぜひお疲れさまと労いのことばをかけていただきたいです。
そろそろ紙面も少なくなってきましたので、この辺りで終わりにしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症も収まらない日々が続きますが、感染対策をされて体調管理には十分お気を付けてよいお年をお迎えください。
来年もモダンメディアをどうぞよろしくお願いいたします。