2019年12月号(第65巻)

New York Brooklynの思い出

介護老人保健施設 サニーヒル(神戸市)施設長
大川 二朗

1971年から1975年までの4年間をNYのBrooklynMethodist病院で臨床病理レジデントとして過ごしました。
研修地としてNY Brooklynを選んだのは、当時我国で放映されていたニューヨークの下町Brooklynを舞台に、古びた教会の老牧師と副牧師と下町の人々との心温まる交流を描いた映画『Going my way(邦題:我が道を往く)Bing Crosby 主演』に影響を受けたからです。
2000年に25年ぶりに病院の病理部門を訪れ当時一緒に仕事をしたスタッフ達と再会し撮ったこの写真は私の好きな思い出の写真の一枚です。
ブラジル、チェコスロバキア、インド出身の病理医と米国人の主任検査技師と私の5名の記念写真はニューヨークが人種の『るつぼ』の都市であることを示しています。そのうちの2名の友人は私の帰国後、私のいる京都を訪れてくれました。
またこのとき米国の極端に短い入院期間を助けている外来術前検査室を見学した感想を2000年12月号の『モダンメディア』随筆『Point of Care Testingについて思うこと』を書かせていただきました。(なおBrooklyn Methodist hospital は現在New YorkMethodist Hospital と改名されています)