2023年8月号(第69巻8号)

その後の新人4人と「じんざい」

元愛媛大学医学部附属病院 診療支援部
村瀬 光春

 2018年2月に4人の新人と検査部で面談し、以下の4 つの質問をした。
1、就職当初に目指したこと(希望)は実現しましたか?
 回答は、「高度先進医療病院の一員として患者に少しではあるが貢献できた」、「病院の理念である“ 患者に学び、患者に還元する教育・研究・診療”の実践に心がけることが少しではあるが達成できた」、「実習中に指導いただいた先輩のようになりたいと思って努力してきた。少しではあるが実現できつつある」であった。
2、就職後に取得した資格は何ですか?
 回答は、3名が二級臨床検査士資格(血液学、微生物学、病理学)そのうち1 名は国際細胞検査士の資格を取得していた。
3、コミュニケーションスキル向上の為に実践したことは何ですか?
 回答は、「学会や研修会に出席し、知人を多く作るようにした」、「他の検査室との連携と和を大切にし、検査室内では積極的に意見交換に参加してきた」、「“ ほう・れん・そう”の実践」、「部署や職種の壁を超えて積極的に話しかけてきた」であった。
4、これから何を目標としますか?
 回答は、「医療人として後輩から目標とされ、先輩からも信頼される“人材”を目指します」、「進歩する医療現場に的確に対応できる技能を習得し、患者の治療に貢献できる検査作りです」、「より良い臨床検査へ反映できるよう自己研鑽に努めます」、「上司と後輩をつなぐような人になることと“人財”を目指し、知識と技能を磨きます」であった。
 検査部の品質方針として「臨床検査のオピニオンリーダーとして臨床検査の発展に貢献できる優れた人材を育成し社会に貢献する医療人の育成に努める」が組織として宣言されている。新人4 人は、10年前の“人在”から“人材”へと成長し、さらに“人財”となり“一流の医療人となる”ことを目指していることは将来を期待できるものであった。10年後の「じんざい」を確認することが楽しみである。