2023年7月号(第69巻7号)

日本の四季彩巡り(7)

世界のダイバーが憧れるケラマブルー

世界のダイバーが憧れるケラマブルー

撮影地:
沖縄県
慶良間諸島
嘉比島(がひじま)
ドローン

 沖縄本島から高速船で40 分、世界でもその海の色の美しさが知られているケラマ諸島の一つである座間味島からドローンを飛ばし、対岸の嘉比島とその周辺の海と島々を撮影した。この近辺の海底には様々な種類の珊瑚礁があり、NHK のBS 番組で沖縄の海を代表する場所としてしばしば放送され、世界中のダイバー達が憧れるメッカとして有名である。昨年、中国のDJI 会社製の約250g の重さの小型ドローンが発売され、小さいながらも高性能で、新しい世界を撮影できるようになった。嘉比島のほかに安慶名敷島(あげなしくしま)、安室島が近くにあり、いずれも無人島で橋渡しの船で渡ることができ、浅瀬ではシュノーケリングを楽しむことが出来る。

写真とエッセイ  北川 泰久

<所属>
東海大学名誉教授・東海大学付属八王子病院顧問
医療法人 泰仁会 理事長

<プロフィル>
昭和49年慶應義塾大学医学部を卒業し、後藤文男教授の神経内科教室に入局、米国べーラー大学留学後、川崎市立川崎病院に勤務、膠原病と脳卒中の研究を行い、平成4年より東海大学に赴任、東海大学大磯病院副院長を歴任し、平成15年より東海大学神経内科教授、平成17年より付属八王子病院病院長を9年間つとめ平成29年より東海大学名誉教授、付属八王子病院顧問、医療法人泰仁会理事長、現在に至る。

専門は脳卒中、頭痛、生活習慣病、認知症。日本医師会学術企画委員会副委員長をつとめ、日本医師会雑誌の編集に長年携わっている。写真歴は約15年、各季節の旬を盛り込んだ風景写真のカレンダーを11年間作成し続け、平成26年には春夏秋冬の風景写真130余りを盛り込んだ写真集、憧憬を発表。

今まで使用してきたカメラはペンタックスとニコン、現在はニコン850Dを主に使用している。