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日本人の歯周病の実態

現在、歯周病の検査は主にプロービング検査を行い、CPI(Community Periodontal Index)で判定します。歯周病の早期から現れる症状の一つに歯と歯肉との間に隙間ができる歯周ポケットという状態があり、その距離をプローブという器具を差し込んで測定する検査です。一般には深くなるほど歯周病の程度が進んでいると考えられます。


下図は日本における、歯周病の罹患率のグラフです。CPIの判定所見でコード0「所見のない者」以外の割合を指しています。日本人の35歳以上の約8割がこの病気に罹っており、これ以降、加齢的に歯周病が増悪し、それとともに喪失歯数も増加しています。65歳以上で歯周病罹患率が下がっていますが、実際は対象歯がない方(喪失歯)が含まれるためで、グラフでは点線で示しています。

【出典】厚生労働省「平成23年歯科疾患実態調査」より作成


歯周病の発生・進行を防止するためには、定期的な検診および歯石除去、歯面清掃が効果的であることが多くの介入研究等により示されており、かかりつけ歯科医等のもとで、こうした歯周病管理を受けることが大切です。