
バックナンバー
Back Number
2026年3月号(第72巻3号)
皆さん、こんにちは。3月に入り、あと2週間もすれば桜の季節となり、今年は例年並みか少し早い開花予想のようです。暖かくなり花粉症のつらい季節でもありますが、期末の最終月ですので、このひと月を元気に乗り切っていきましょう。
先月はイタリアで開催されたミラノ・コルティナ冬季オリンピックを、連日テレビの前で夢中になって観戦しました。皆さんも楽しんでご覧になったでしょうか。色々な競技がある中でも特に印象に残ったのはフィギュアスケートの団体戦です。「りくりゅう」こと三浦璃来/ 木原龍一組は、ペアで金賞を獲得し、団体戦のペアフリーで、自己ベストを大きく更新して1位。女子フリーでも、坂本花織選手が高得点を出して1位となり、この時点で米国と同点に。最終滑走ではオリンピック初出場の佐藤俊選手が渾身の演技で自己ベストを出すも、米国のイリア・マリニン選手にわずか1点届かず「銀」メダルとなりました。演技後、坂本選手、鍵山優真選手をはじめ仲間たちが駆け寄り、涙する姿に思わずもらい泣きしてしまいました。他の競技の団体戦においても、団体戦でのメダル獲得は、個人以上に喜びを分かち合えるものだと感じました。そして、オリンピック初出場の選手たちが堂々とオリンピックを楽しみ、メダルを手にする姿は、とても軽やかで頼もしく心に残りました。
そして先月は、梅の名所である亀戸天神社に行ってきました。亀戸天神は、寛文2 年(1662)九州大宰府天満宮の神職が、飛梅の木で菅原道真の像を作り、祀ったのが創建といわれています。近くでありながらこれまで訪れたことがなく、今月の表紙シリーズの佐藤先生が書かれた歌川広重や葛飾北斎がツルを描いたという話から、彼らが亀戸天神も描いたということで、浮世絵と比べてみようと思いました。広重の遠近法を用いた作品に実物は一番近く、昨年の水戸の偕楽園とは違い、しだれ梅が満開で多くの人が写真撮影をしていました。亀戸天神は梅だけでなく、4月の藤の花の名所だそうで、同じく広重が「亀戸天神境内」で藤を描いており、フランス画家のモネにも影響を与えたとされています。亀戸の歴史と文化に触れながら、帰りは亀戸餃子をはしごし、くず餅を食べ、幸せな一日を過ごしました。