2025年11月号(第71巻11号)

 皆さん、こんにちは。11月に入り、今年も残り2 か月となりましたが、元気にお過ごしでしょうか。季節は少しずつ冬に向かっており、木々も紅葉が進んできました。
 先月は高市早苗氏が自民党総裁選挙をへて、日本初の女性内閣総理大臣となり、ガラスの天井を見事に打ち破りました。すでに日本経済にも新たな風を吹き込んでいるようで、これからの活躍を期待しています。
 さて、今月は千葉県柏市にあるK国際大学の学園祭に遊びに行って来ました。昨年も参加しており、一般市民も参加できる理科実験教室や大学が力を入れている吹奏楽部の発表会、屋台での縁日を楽しんできました。今年は残念ながら実験教室には参加できませんでしたが、吹奏楽部による演奏は自身が学生時代のときは見たこともないようなパフォーマンス(楽器を演奏しながらダンス!)に驚き、ライブ配信のため部員が常に携帯で撮影しているのが新しかったです。私も音楽関連の部活に所属していたので、日々の練習は間違いなく大変だと思います。おそらく学生が自主的に演奏プログラムを考えていると思われ、部員全員がとても楽しそうに演奏しているのが印象的でした。そして開催されていた哲学カフェに参加し、「(見た目が)人に近い宇宙人」か「(見た目が)宇宙人に近い人」をテーマにし、どちらが怖いか、なぜ怖いのか・怖くないのか、そもそも宇宙人ってどんなイメージかについておしゃべりしました。哲学カフェではひとつの意見にまとめる必要はなく、沈黙も気にしなくてよいのですが、ファシリテーターをつとめる学生は大変だったことでしょう。哲学カフェのサークルについて、学生自身が立ち上げ、今回の学祭も企画したとのこと。古代ギリシャの哲学者のお面をつけ、古代ローマ人のコスプレで会場を盛り上げるなど、全て学生が考案したようで、とても感心しました。最後に学生さんと話をする機会があり、その方はミャンマーの出身で、日本語スピーチコンテストとBiblio Battle で優勝され、母国が紛争のため、留学先に日本を選んだと話をしていました。母国語と英語、そして日本語を流暢に話す姿をみて、日本での活躍はもちろんながら、卒業後は安全となった母国での活躍が期待されます。
 普段は交流がない学生をはじめ、久しぶりに交流する方ともふれあい、新鮮な気分になりました。来年も機会があれば参加したいと思います。

(美濃部 さやか)