製品を初めて使用する場合、判定において「陽性」および「陰性」がどのような判定像を示すかを確認するために使用します。また、製品を開封後長期間使用していない場合、製品の性能が維持されているかを確認する際にも使用します。 <使用法> 陽性および陰性コントロールはよく混和して、未使用の検体採取用綿棒にそれぞれ1滴滴下し、検体の測定操作法と同じように試験を行います。
CONT部ラインが呈色しない要因としては、下記に示した事例が考えられます。 この場合は再検査して下さい。
咽頭部(咽頭、扁桃)を検体採取用綿棒で擦過して検体を採取するときに、歯、歯肉、舌、頬の表面に触れないよう注意して下さい。多量の粘液(唾液、鼻汁など)が検体に含まれた場合、反応に悪影響を与え、偽陽性の結果を招く原因になりますので注意して下さい。 偽陰性の要因としては、検体中にA群溶血性レンサ球菌が存在していても、その菌量(抗原量)が、本キットの検出感度以下であることが考えられます。 <注意> 本キットによる陰性判定結果はA群溶血性レンサ球菌による感染を否定するものではありませんので、他の臨床情報と合わせて総合的に判断して下さい。
使用後の綿棒、試験管およびテストスティックは、次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素濃度1,000ppm以上、1時間以上浸漬)または、オートクレーブ(121℃、20分間以上)による滅菌処理を行った後、医療廃棄物等に関する規定や水質汚濁防止法等の各種規制に従って廃棄して下さい。 <注意> 次亜塩素酸ナトリウム溶液が付着したものはオートクレーブにはかけないで下さい。